カメラのレンズを長く使っているとゴム部分が白くなってくることがあります。または中古で買った場合は最初から劣化気味のこともありますね。
どうにかしてもとのような黒色に戻せないか。そう思って検索していたところ、車のタイヤや樹脂部分の保護に使われる「アーマオール」を使うとかなり修復できるという記事が見つかりました。
他には「ミューズ」のウェットティッシュを使う方法も出てきましたが、それはもう廃盤になってしまっているとのこと。そこで、アーマオールを使う方法を私が持っているレンズに試してみました。
リング部分がやや白化したレンズを準備
今回試してみるのはこのレンズです。中古で買ってしばらく自分でも使っていました。機材の入れ替えにともなってヤフオクかメルカリで売却しようと思っています。
売るときには白化していると見栄えがわるく、できればこの部分を修復したいです。
レンズの溝の部分に白化した汚れがついています。
アーマオールと布を準備
今回使ってみるのは「アーマオール プロテクタント」です。
700円ほどで売っています。少ししか使わないので小さい236mL入りで十分です。
直接吹き付けると量が多すぎたりレンズに付着したりしてしまう可能性があるので、布を用意します。布にアーマオールを吹き付けて、レンズを清掃していくイメージですね。
右上にアーマオールを少し吹き付けた状態です。透明でやや粘りけのある感じです。布は汚れてもいいものにしましょう。
ツヤのある黒さが戻ってきた…!
溝の部分は綿棒を使ったりしながら、塗布と汚れ落としを進めていきます。
作業の際はゴムリングの周りにはマスキングテープを貼って他の部分を汚さないようにしました。外装部分にはアーマオールがついても拭き取ればいいだけですが、念のため。
この画像ではリングの右半分が作業済みの状態です(絞りの「4」より右側くらい)。左側と比べるととくに溝の部分がきれいになりました。
全体に作業をして乾かした状態がこちら。1枚目の画像と比べると白い部分がかなり減りました。
白い部分はほとんど目立たなくなりました。
20分ほどできれいに復活できる!
写真には撮っていませんが、レンズのリングはきれいになった一方で、布は結構茶色い汚れがついていました。リングの汚れがアーマオールの成分によって落ち、布に移動したようです。
なお、カメラ本体のゴム部分もアーマオールできれいにすることができます。シリコン成分も入っていてツヤも出てくるので、白化したときだけでなくときどきのメンテナンスにも使っていくと愛機をきれいな状態で保てそうです。
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